私たちが目指すもの

住まいを取り巻く課題

5年ごとに実施される総務省の「住宅・土地統計調査」によると、2018年の日本の総世帯数約5,400万世帯に対し住宅ストック数(住宅総数)は6,240万戸。実に13.6%の住宅が空家となっていることが分かりました。その上、年間の新築着工件数は毎年80万戸を超え、その約95%が建て替えではなく新しい土地に新しい住宅として建築されるなど、ますます空家件数が増加する傾向にあります。(*1)
一方で、国土交通省の「住宅市場動向調査」(2020年)によると、中古住宅の購入者の多くが「価格が適正だったから」「住宅の立地環境がよかったから」という理由で中古住宅を選択していることから、中古住宅の購入は、適正な価格で立地環境の良い住宅を手に入れる有効な手段であることが見て取れます。

人が住まなくなった空家を、周辺の居住環境に悪影響を及ぼす「管理不全空家」にする代わりに、中古住宅を求める人へ安全につないでゆく ― 住宅を再生し流通させることが急務となっています。

*1:「住宅着工統計による再建築状況の概要」(国土交通省)2020年

私たちが目指すもの

住まいの循環型社会
今ある価値を活かし、
次世代の地域を担う人へ家をつなぐ

安心で快適な生活を送るために、衣食住の中で最も基本となる「住」。
私たちは、今ある家を再生して、次世代の地域を担う新しい人へ家をつなぎたい。住民と共に高齢化し廃墟となる町ではなく、そこに暮らす人々が緩やかに入れ替わり長く維持される地域を創りたい。人生100年の時代に、その時々のライフステージに最適な住まいを提供し、予想外の出来事が起きても住む家に困らない社会を創りたい。

私たちは、地域に暮らすすべての人が、人生のあらゆるステージにおいて安心で快適な生活を送ることができる、人と環境に優しい暮らしづくり「エコモデル」を創造します。「エコモデル」とは、地域の人々の暮らしを支えてきた住宅をよみがえらせ流通させることで、地域の中で人々が緩やかに循環しながら経済活動を続け、長く地域の生活環境を維持していく仕組みです。
「エコモデル」を創造するために、不動産売買事業(仲介・買取販売)を大きな柱とし、不動産賃貸事業(賃貸仲介・管理)、不動産関連事業(保険・空家管理)、介護福祉事業と共に、住まいの循環型社会を目指して挑戦を続けます。

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